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個人事業主向け会計ソフト徹底比較!『MFクラウド確定申告』vs『freee/フリー』

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個人事業主向けクラウド型会計ソフトの2大勢力でもある『MFクラウド確定申告』と『freee/フリー』。

あなたに向いているのはどちらなのか、ここでは2つのソフトの気になる料金やサービスの違いについて徹底的に比べたいと思います。

 

利用料金について

『MFクラウド確定申告』

  1. 年間の仕訳数が50件までであれば、無料で利用できるフリープラン
  2. 電話サポート以外のサービスが受けられるベーシックプラン 月額800円(税抜) 年額8,800円(税抜)
  3. 電話サポートもついたベーシックプラン 年額17,200円(税抜)

MFクラウド 確定申告のプラン別料金表

引用元:㈱マネーフォワード

 

『freee/フリー』

  1. 取引量が少なく確定申告ができればいい人向けのスタータープラン  月額980円(税抜) 年額9,800円(税抜)
  2. 消費税の申告が必要な人向けのスタンダードプラン 月額1,980円(税抜) 年額19,800円(税抜)
  3. 店舗をいくつかもっていたり、事業規模が大きい人向けのプレミアムプラン 年額39,800円(税抜)
  4. 機能が限定的で確定申告書類の印刷ができない無料プラン

freee 有料プラン表

freee 無料プラン料金表

引用元:freee㈱

 

『MFクラウド確定申告』と『freee/フリー』、どちらにも無料プランがあります。

『MFクラウド確定申告』の無料プランは年間の仕訳数で制限をかけているのに対して、『freee/フリー』の無料プランは取引データや請求書類の閲覧・編集が直近一ヵ月に登録したものに限ることで制限をかけてます。

くわえて、『freee/フリー』の無料プランでは確定申告書類の入力までで印刷ができないのも致命傷です。『freee/フリー』では有料プランに申し込むことが前提になります。

有料プランをみてみると、『MFクラウド確定申告』は電話サポートの有無だけの違いなので分かりやすいのですが、『freee/フリー』は各プランで機能の制限が細かく設定されていて、複雑で分かりにくい印象です。

『freee/フリー』の場合は、事業所作成後30日間無料でスタータープランとスタンダードプランを利用できるお試しプランを設けていますが、お試しプランではこれまた機能が細かく制限されています。

どのプランにするか決めるためのお試しのはずなので、そこには制限をかけないで欲しいところです。

 

サポートサービスについて

 

利用プランごとのサポート体制を見てみましょう。

 

『MFクラウド確定申告』

  • 年額無料のフリープラン --- メール
  • 年額8,800円(月額800円)のベーシックプラン --- メール+チャット
  • 年額17,200円のベーシックプラン --- メール+チャット+電話

『freee/フリー』

  • 年額9,800円(月額980円)のスタータープラン --- メール+チャット
  • 年額19,800円(月額1,980円)のスタンダードプラン --- メール(優先)+チャット(優先)
  • 年額39,800円のプレミアムプラン --- メール(優先)+チャット(優先)+電話
  • 無料プラン --- メール+チャット(事業所作成後1週間のみ)

 

電話サポート

  • 『MFクラウド確定申告』--- 自分が通話料を負担する「050」で始まるIP電話へかけるもの
  • 『freee/フリー』 --- 「事前予約制」といって、会計freeeの画面から事前に予約をするとその予約日時にサポートデスクから電話がかかってくるもの

『MFクラウド確定申告』の場合は、受付時間の平日10:30-17:00 であれば自分の好きな時に問い合わせてすぐ解決することができますが、『freee/フリー』の場合はサポートデスクからの電話を待つことになります。しかも、早くても翌日にしか予約は取れないようです。

『freee/フリー』の電話サポートは即時解決には向かないものですので、注意が必要です。

 

チャットサポート

  • 『MFクラウド確定申告』--- 利用料金が発生するベーシックプランで提供される。フリープランに初めて登録したら30日間はチャットサポートを利用できる。
  • 『freee/フリー』 --- 差はあるものの、全てのプランで提供される。混雑時に優先されるのはスタンダードプランとプレミアムプラン。無料プランでは、事業所作成してから1週間のみの提供となる。

『freee/フリー』の「優先」がどこまで威力を発揮するのか分かりませんが、8月にチャットサポートを実際に利用した時には、特に優先されなくても待ち時間はほぼありませんでした。

『MFクラウド確定申告』と比べても、そこまで待ち時間に差はありませんでした。

確定申告が近づくと、差が出てくるかもしれませんね。

 

メールサポート

  • 『MFクラウド確定申告』--- 無料プランを含む全てのプランで提供される。
  • 『freee/フリー』 --- 差はあるものの、全てのプランで提供される。ここでも優先されるのはスタンダードプランとプレミアムプラン。

『freee/フリー』では、通常であれば3営業日以内に回答がくるところ、「優先」の場合には1営業日以内に回答されます。

実際にメールで問い合わせをすると、『MFクラウド確定申告』では5時間ほどで回答が返ってきましたが、『freee/フリー』の優先されない無料プランでは早くても2日後の回答でした。

混雑時ではない8月でこういった状況なので、メールサポートでは、『freee/フリー』の「優先」は意味があるのかも。

でも、『freee/フリー』の有料プランではチャットサポートが使えるので、あえてメールを使うこともないですね。

あえてメールで問い合わせるとすると、『freee/フリー』の「優先」がないプランより『MFクラウド確定申告』のほうが回答は断然早いですね。

問い合わせ内容にもよるでしょうけど。

 

 

受付時間

  • 『MFクラウド確定申告』--- 電話・チャットとも、平日10:30-17:00(土日祝除く)
  • 『freee/フリー』 --- 電話・チャットとも、平日10:00-12:00 / 13:00-18:00(土日祝除く)

サポートの受付時間には、さほど違いはありませんね。

『freee/フリー』には昼休み休憩の中断がありますが、『MFクラウド確定申告』にはありません。

ちなみに、『freee/フリー』ではチャットサポートの混雑状況を一覧にしてくれてます。

これは参考になるかもしれませんね。

freee チャットサポートの混雑状況お知らせ画面
引用元:freee㈱

 

全体的にサポート内容を比べると、電話サポートをつけたいのであれば『MFクラウド確定申告』のほうがいいですが、それ以外の部分ではそこまで大きな差はないですね。

 

機能・使いやすさについて

 

実際にそれぞれの会計ソフトを使ってみた印象としては、

簿記の知識がない人には『freee/フリー』のほうがとっつきやすい

ある程度簿記の知識がある人には『MFクラウド確定申告』のほうが使いやすい

という感じです。

個別の項目をみてみましょう。

仕訳入力

『freee/フリー』の仕訳入力画面は、独特です。

「貸方」「借方」がなく、「補助科目」という項目も設けていません。

あるのは「収入」か「支出」か、「未決済」か「完了(決済済)」かで、自動的に「売掛金」「未収入金」「買掛金」「未払金」の仕訳がされます。

「補助科目」も「取引先」「品目」「口座」の3つに分かれていて、勘定科目には細かい説明が表示されます。

簿記の知識がない会計ソフト初心者には、専門的な用語が少ないため抵抗感がないですね。

その一方で、ある程度簿記の知識があると混乱もしますし、かえって使いづらいです。

仕訳をイメージするなら、取引入力画面で仕訳形式プレビューを表示するといいですよ。

freee 仕訳画面

 

一方『MFクラウド確定申告』は、FAQの中に仕訳ガイドとして勘定科目の説明やいろんな取引例をあげて仕訳の仕方を説明してくれてはいます。

ただ、仕訳の入力画面では細かい説明がないので、会計ソフト初心者は戸惑うかもしれません。

MFクラウド 仕訳画面

 

請求書管理

『MFクラウド確定申告』では、『MFクラウド請求書』で作成した請求書から連動して、仕訳を作成することができます。

ただ『MFクラウド請求書』に登録しても、月額料金がかからないフリープランでは、かなり機能が制限されています。

取引先3件分しか利用できませんし、請求書をメールで送ることはできますが、郵送を代行してもらうことはできません。

請求書の作成件数が多く、請求書と会計を連動させて効率化したいという場合には、追加料金を払って有料プランで利用するしかありません。

 

MFクラウド プラン別サービス概要表

引用元:㈱マネーフォワード

 

一方、『freee/フリー』は、基本的な請求書管理の機能を利用するのであれば、特に追加料金は必要ありません。

請求書の郵送代行をしてもらうには、1通につき150円(税別)がかかりますが、メールであれば無料です。

請求書の定期発行や複数の納品書を合算して請求書を発行する機能を利用するには、スタンダードプランやプレミアムプランにする必要があります。

 

スマホやタブレットでの使用

『MFクラウド確定申告』『freee/フリー』どちらも、スマホやタブレットのブラウザを通してパソコンと同様の利用が可能です。

 

『MFクラウド確定申告』には、スマホアプリとして『MFクラウド会計・確定申告分析』アプリもありますが、銀行残高や資金繰り、損益分析などといったごく一部の機能に限られていて、仕訳の入力や、帳票関係の細かいデータを見ることもできません。

スマホでは、仕訳の入力は個人向けの家計簿アプリ「マネーフォワード」を利用して、それ以外は画面が小さくて多少使いづらいですが、ブラウザを通して利用したほうがいいですね。

 

一方『freee/フリー』は、スマホアプリ「会計アプリfreee」を使ってできることが多く、スマホだけでだいたいのことが処理できてしまうレベルです。

仕訳の入力だけでなく、請求書関連の書類作成・送付や確定申告の書類作成もすることができます。

残念だったのは、レシートを撮影して取り込む機能「ファイルボックス」が使いづらいということです。

現状は、レシートを読み取る精度も低いですし、登録するまでの流れが非効率的なので、これを使うより手入力したほうが早いし正確です。

こちらは、他の利用者からもそういった声があがっているので、ぜひ今後の改善に期待したいですね。

余談ですが、別件でサイトの誤表記を指摘したら、すぐに修正して作業完了のメールがありました。

なので、利用者からの要望や意見に、できる限り迅速に対応しようという姿勢のある会社だと思います。

 

他社の会計ソフトとのデータ移行

『MFクラウド確定申告』『freee/フリー』どちらも、他社の会計ソフトとのデータ移行に対応しています。

ただし『freee/フリー』は特殊なデータ構成になっているので、他社から乗り換える時に少し面倒なことになります。

一般的に他の会計ソフトは、補助科目という項目を設けています。

ところが、『freee/フリー』では「取引先」「品目」「口座」という項目に分かれているので、それを一つ一つ紐づけることになるんです。

『freee/フリー』から他の会計ソフトへ移行するのであれば、機械的に処理してくれるので気にする必要はないんですけどね。

 

利用ユーザーの追加

『MFクラウド確定申告』では、契約しているプランに関係なくユーザーを何人追加しても料金がかかりません。

一方『freee/フリー』は、無料プラン、スタータープランでのユーザー追加自体できません。

スタンダードプランかプレミアムプランであれば、3人までならユーザーを追加しても料金はかかりません。

それ以上ユーザーを追加すると、1人につき月額 300円 (税抜) 年額払いで 3,000円 (税抜) かかります。

 

消費税申告

『MFクラウド確定申告』では、消費税申告に対応していません。

NTTデータが提供する達人シリーズ『消費税の達人』ソフトと連携するか、消費税の集計表は作成されるので、e-Taxで自分で処理するかになります。

『freee/フリー』では、スタンダードプランかプレミアムプランを選択すれば、消費税の申告書類が作成できます。

 

比較してみて、あなたに適した会計ソフトはどっち?

それぞれの会計ソフトに向いてる人はどんな人でしょうか。

『MFクラウド確定申告』が向いてる人

  • 電話サポートが必要な人
  • 会計ソフトを複数のユーザーで利用したい人
  • 家計簿アプリ「マネーフォワード」を利用してる人
  • 簿記の知識がある人、簿記を勉強していきたい人
  • 他の会計ソフトを使ったことがある人

『freee/フリー』が向いてる人

  • 簿記の知識がない人
  • 会計ソフト初心者の人
  • 請求書を発行することが多い人
  • 消費税の申告が必要な人
  • パソコンよりスマホのアプリを使って処理したい人

これらを参考にして、あなたも自分に合った会計ソフトを見つけてくださいね。

 

 

 

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